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第5回≪ICSEAD成長戦略フォーラム≫「グリーン成長のトップランナー・北九州市」(講師:北橋健治 北九州市長)を開催しました

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写真:「北九州はグリーングロースを目指す」と話す北橋健治北九州市長

当センターは2014 年から各界著名人を講師に招き、国際社会の経済・産業情報や広く北九州の発展に寄与する情報、経済成長を促すための各国の先進事例など内外の最新情報を市民の皆さまにお伝えする場として「ICSEAD成長戦略フォーラム」を開いています。

その5回目として7月15日、北九州市小倉北区のリーガロイヤルホテル小倉に北九州市長の北橋健治氏をお招きし、「グリーン成長のトップランナー・北九州市」と題してご講演いただきました。

北橋氏は2007年の市長就任以来7年の市政を包括的に説明。その中で「世界の環境首都」を目指して力を入れる環境行政について、市民生活に悪影響を及ぼしている中国からのPM2・5飛来問題の改善に向け、天津、唐山、武漢、上海4市への技術協力やインドネシア・スラバヤ市での廃棄物リサイクル型中間処理・堆肥化事業などを紹介しました。環境改善と経済成長の両立を目指す「グリーングロース」を標榜していることを強調しました。

経済成長については、安倍晋三内閣が今年6月にまとめた国の「新成長戦略」に先駆けて、「北九州市新成長戦略」を昨年3月に策定。①地域企業が元気に活動し続ける環境整備②国内潜在需要に適応したサービス産業の振興③高付加価値ものづくりクラスターの形成④グローバル需要を取り込むビジネス拠点の形成⑤地域エネルギー拠点の形成――の5つを通じて「新たな技術と豊かな生活を創り出すアジアの先端産業都市」を目指すと説明しました。「2013~15年度の3年間で8000人の新規雇用を創出し、2020年までに市内総生産を名目ベースで4兆円に引き上げ、現在政令指定都市の中で下位に甘んじている市民所得を中位にまで引き上げる」との目標を示しました。これに向けて①工業用水道料金の政令市最低水準への引き下げ②国の補助金1億円による日本最大級のインキュベーション(起業家育成)施設「fabbit」の開設③響灘地区の「グリーンアジア国際戦略総合特区」内での新規の設備投資に対する不動産取得税、固定資産税免除――などに取り組む姿勢を明らかにしました。

 

更新日:2014年7月23日
カテゴリ:セミナー